Free Jazz: A Collective Improvisation
- アーティスト: Ornette Coleman
- 出版社/メーカー: Rhino/Wea UK
- 発売日: 2008/01/13
- メディア: CD
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収録曲
1.Free Jazz
2.First Takeメンバー
<左バンド>
オーネット・コールマン - アルト・サックス
ドン・チェリー - ポケット・トランペット
スコット・ラファロ - ベース
ビリー・ヒギンズ - ドラム
<右バンド>
エリック・ドルフィー - バスクラリネット
フレディ・ハバード - トランペット
チャーリー・ヘイデン - ベース
エド・ブラックウェル - ドラム
その名の通りフリージャズ。
1960年12月21日ニューヨーク、オーネット・コールマン魔の実験。
「二つのバンドが同時に演奏したらおもしろいんじゃね?」
曲は意外にもむちゃくちゃやってるのはビリー・ヒギンズだけで、それ以外のメンツはわりと秩序ある演奏してるw
フリーと言ってもソロの順番はあらかじめ決まっていて
ドルフィー→フレディハバード→オーネット→ドンチェリー→チャーリーヘイデン→ラファロ→エドブラックウェル→ビリーヒギンズ
となっていたようだ。
まず一発目にドルフィーで景気付けをしようという意図が見えるw
ドルフィーはみんな手探り状態の中で最初からThe Freeって感じで暴れまわってて最高。
ベースにあるのはパーカーの音楽であり、バップなんだけども、どんなフィールドでも器用に戦えてドルフィーワールドを作ってしまうのはまさに天才としか言いようがない。
ドルフィとオーネットが存在感ありまくる中で、二人のベーシストもおもしろい。
特に曲後半のチャーリー・ヘイデン→スコット・ラファロ部分ではベースデュオに近い状態で、ソロとバッキングがそれぞれ特徴を発揮しながら絡み合っていてすばらしい。
ラファロがこういうフリーの精神にぴったりハマっているのを聴くと、この半年ちょっと後に事故って死んでしまうというのがJazz界にとってどれほどの損失であったか計り知れない。
フリージャズの名盤として、ドルフィー信者として、もちろんオススメだけども
ベーシストやベース好きにも是非とも聴いて欲しい一枚。
ただし、言うてもフリーなので決して万人受けはしないけどもw