衆議院厚生労働委員会 「放射線の健康への影響」児玉龍彦氏 怒りの熱弁

熱意にうたれたのでメモ。


2011年7月27日 (水) 衆議院厚生労働委員会
放射線の健康への影響」参考人説明より
児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)

(1:15〜)
現行の放射線の障害防止法というのは
高い線量の放射性物質が、少しあるものを処理することを前提にしています。
この時は総量はあまり問題ではなくて、個々の濃度が問題になります。
ところが今回の福島原発の事故というのは
100km圏で5マイクロシーベルト
200km圏で0.5マイクロシーベルト
さらにそれを超えて足柄から静岡のお茶まで及んでいることは
今日皆さん全てがご存知の通りであります。
我々が放射線障害を見る時には総量を見ます。
それでは東京電力と政府は一体今回の福島原発の総量がどれくらいであるか
はっきりした報告は全くされておりません

(2:10〜)<アイソトープセンターによる計算報告>
そこで私どもはアイソトープセンターの色々な知識をもとに計算してみますと
まず熱量からの計算では、広島原爆の29.6個分に相当するものが漏出しております。
ウラン換算では20個分のものが漏出していると換算されます。
さらに恐るべきことには、これまでの地検で原爆による放射線の残存量と
原発から放出されたものの放射線の残存量は
1年経って原爆か1000分の1程度に低下するのに対して
原発からの放射線汚染物は10分の1程度にしかならない。
つまり今回の福島原発の問題はチェルノブイリと同様原爆数十個分に相当する量と
原爆汚染よりもずっと多量の残存物を放出したということがまず考える前提になります。


※全文文字おこしするにはさすがに長いから後は各自勝手に見てくれ。
 まぁたぶん誰かが文字おこしするだろうけど


(3:10〜)<粒子の拡散>

(3:50〜)<稲わらの問題>

(5:05〜)<汚染地で測定できるようにしなければならない>

(5:55〜)<内部被曝問題>

(7:10〜)<具体的な事例>

(7:40〜)<α線は最も危険な物質、内部被曝は体内の集積点を見ないとホールボディスキャンしても無意味>

(8:20〜)<トロトラストで遺伝子がやられて肝臓がん・白血病の発生率が20-30年後増える話>

(9:30〜)<ヨウ素131と甲状腺がん

(10:30〜)<チェルノブイリでの例>

(11:40〜)<南相馬市 幼稚園ごとに細かく測って行かないと意味が無い>

(12:20〜)<強制避難でないと保障しないというのをやめろ、子供を守るために全力を尽くせ>

(12:45〜)<緊急避難的除染と恒久的除染を分けて考えろ>

(13:50〜)<除染のコストの問題>

(14:10〜)<4つの緊急提案>
1.国策として食品・土壌・水を最新鋭の機器を用いて測れ
2.子供の被曝減少のために法律制定(現在法律違反の中で支援している)
3.国策として土壌の除染のために民間の力を「結集」しろ。利権がらみの公共事業にすんな
4.(?)